“藤井 特需” 将棋本売り上げ急増

 プロデビュー後、公式戦最多連勝記録に並ぶ28連勝を成し遂げた将棋の藤井聡太四段(14)の快進撃を受け、関連本の売り上げが急増。“藤井特需”に沸いている。

 「今年に入って子ども向けの将棋の本が突出して売れています。まさに藤井効果です」と喜んでいるのは、将棋など趣味や実用書の本を多く出している東京都新宿区の出版社「池田書店」の営業担当者。2011年に発売された「羽生善治のやさしいこども将棋入門」は今年、4回重版を行って計2万部近くを出荷した。

 インターネット上では1993年発売のロングセラー「どんどん強くなる やさしいこども将棋入門」(同社)も好評で、22日時点でネット通販大手アマゾンの将棋部門で1位を獲得している。

 三省堂書店有楽町店(東京都千代田区)では、子ども向けの入門書を中心に、将棋関連の書籍の売り上げが伸びている。特に藤井四段の連勝記録が注目されたこの2、3週間は「100~120%の伸び。書籍全体の売れ行きが厳しい中で、これはすごいこと」と牧野優店長。サラリーマンや主婦が買っていく姿が目立つという。最強中学生棋士の活躍が、将棋人気を広げている。

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