藤井四段「本当に運が良かった」 歴代1位タイの28連勝、浮かれた様子なく会見

 デビュー以来連勝を続ける中学3年生の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が21日、大阪市・関西将棋会館での王将戦一次予選で澤田真吾六段(25)と対局し、歴代1位タイの28連勝を果たした。

 午前10時から始まった対局は午後4時47分に決着。藤井四段が99手で制した。

 対局を終え、師匠の杉本昌隆七段(48)とともに会見し「本当にここまで連勝できるとは思わなかったので、本当に運が良かったということ」と、安どの表情を浮かべた。

 28連勝の達成感について聞かれると「神谷(広志八段)先生の28連勝に並ぶことができたという意味で純粋に嬉しいが、次の対局も近いので、そういう気持ちに浸っていてはいけない。気を引き締めていきたい」と、浮かれたところは一切見せず、言葉をかみ締めるように話した。

 タイ記録がかかるこの日、会場となった関西将棋会館に約80人の報道陣が詰めかけた。大きな注目を浴びながらの戦い。藤井四段は「注目していただけるのはありがたいこと」と歓迎。しかし「自分の今すべきことは将棋が強くなること。一喜一憂せず、日々頑張っていきたい」と落ち着いて話す様子は、大人のように堂々としていた。

 また、好評で売り切れ続出のオリジナル扇子とクリアファイルは「私自身が自分の物を使うのは恥ずかしい」という気持ちもあり、使用していないという。「そういう(人気が出る)ことは自分としても非常に嬉しいというか、将棋に興味を持って下さる方がいれば棋士冥利に尽きる」と話した。

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