前田敦子ドラマ、山口敬之氏モチーフ報道にTBS「フィクションです」

 TBSは31日、都内で定例の社長会見を開いた。昨年放送された女優・前田敦子主演のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」が元TBS社員のジャーナリスト・山口敬之氏の女性関係をモチーフにしていたのではないかと一部で報じられたことについて、伊佐野英樹編成局長が「ドラマですからフィクションです」と回答した。

 「毒島-」は前田が演じる若手政治部記者の恋愛模様を描く。ヒロインは「二股はするが、不倫はしない」がモットーで、ほれやすく冷めにくい性格から複雑な恋愛模様に陥りやすい設定。劇中でゆり子と深い関係になる既婚者の記者・小津が山口氏をモチーフにしているのではないかと報じられた。

 伊佐野氏はドラマを「非常によく世界観のつくられたドラマ」と表現し、前田の体当たり演技にも「頑張っていただいた。いいドラマだったと思います」と感謝した。その上で、山口氏がモチーフとなっているかどうかについては「ドラマですからフィクションです」と語った。

 山口氏については、ジャーナリストの詩織氏が2015年4月に酒を飲まされ乱暴されたとして準強姦容疑で被害届を出し、この件が不起訴処分となったことを不服として、検察審査会への審査を申し立てている。

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