「ワイドナ」誤用でフジ謝罪 放送では宮崎監督の“引退宣言集”で大爆笑

 28日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」で、スタジオ・ジブリの宮崎駿監督が発言したものとして紹介された“引退宣言集”が、「真偽を確認しないまま放送」したニセモノだったことが判明し、フジテレビが29日、公式サイトで謝罪文を掲載する騒動となった。フジテレビはデイリースポーツの取材に対し、事実確認を怠って使用したことを認め、ミスが起きた経緯について「情報の確認不足」と説明した。

 “引退宣言集”については、一般のネットユーザーが投稿したものではないか、と指摘され、騒ぎになった。28日の放送ではどのように取り上げられたのか--。

 番組では、宮崎監督が引退宣言を撤回した話題を取り上げた際、進行役の東野幸治が「これちょっとおもしろいですよ、引退宣言集」と笑いながら、ネタをふり、佐々木恭子アナウンサーが「これまで11回長編作品を監督してきてるんですね。そのうち7回引退宣言なさってるんです」フリップを手に紹介。松本人志が「不死鳥やな」と笑うと、出演者やスタッフから爆笑が起こった。

 フリップには「1986年 天空の城ラピュタ『人生で最高に引退したい気分』」「1997年 もののけ姫『100年に1度の決意。これを最後に引退』」「2004年 ハウルの動く城『ここ数年で最高の辞めどき』」などと7作品での“引退宣言集”が時系列で書かれており、佐々木アナが一つずつ読み上げていき、スタジオはそのたびに爆笑の連続となった。

 フリップ読み上げ後、佐々木アナが「風立ちぬ」完成後の2013年の会見で、宮崎監督が「何度もこれまでもやめると言って騒ぎを起こしてきた人間ですが、今回は本気です。次の作品も考えると、5年じゃすまない。6年か7年か。僕の長編アニメーションの時代はもう終わったんだ」と話したことを紹介すると、松本は、途中で「もうアカン、もうアカン…もう信じられへん」と爆笑。東野は「ウソばっかり」などと発言し、笑いが起こっていた。

 佐々木アナが最後に紹介した13年の会見時の発言は、宮崎監督が発言した内容とみられる。

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