「ひよっこ」20%超えなくても「自信持っている」…NHK総局長

 NHKの木田幸紀放送総局長が24日、都内で定例の記者会見を開いた。内容が評価されながら高視聴率の目安となる20%を超える回が増えない連続テレビ小説「ひよっこ」について、「メッセージが視聴者に幅広く届いてきていると自信は持っております」と、心配を見せなかった。

 木田氏は4月、視聴率が伸びないことを「火山のマグマだまりにマグマがだんだん詰まってきていて、ぐつぐつと言っていて、いずれ噴火する機会をうかがっているのが今かなという気がしています」と表現。その後も視聴率は安定しているものの、20%を超えない日が多い。

 視聴率動向の面で木田氏は、総合での放送前(午前7時30分)に編成されているBSプレミアムでの放送や、タイムシフト視聴の存在を挙げた。

 「BSプレミアムでの視聴率が5%から6%で安定していますし、タイムシフト視聴も6%台と非常に高いです」と多岐にわたる形態で視聴されていることを指摘し、「どちらかというと関西の方がリアルタイムは高めに出ていますが、全体として見れば、少しずついい結果に結びついている感じがします」と印象を語った。

 内容についても「評判についてはいろいろなところからおうかがいするのですが、大変、面白いドラマであると高評価をおうかがいしていますので、スタッフ・出演者には大きな励みになることだろうと思います」と、自信をにじませた。

 今月は「いつまでも火山の比喩で話す必要はないのかもしれないですけど…」とマグマや火山の“たとえ”はなかったが、「メッセージが視聴者に幅広く届いてきていると自信は持っております」と言い切っていた。

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