加藤貴子 3度の流産、7度の体外受精…不妊治療の過酷さ語る

 女優の加藤貴子が11日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、44歳で第1子を出産、46歳で第2子を授かった過酷な妊活について赤裸々に報告。3度の流産を経験したことなどを明かした。同じく50歳まで不妊治療を行ったタレントのハイヒール・リンゴも「(妊活中の人の)励みになる」とエールを送った。

 番組では、3月19日に自身のブログで46歳で第2子の妊娠を発表した加藤の独占インタビューを放送。加藤は33歳の頃に自己流で妊活を開始したが、いつまでも子供が授からないことから、映画監督の堤幸彦氏の紹介で通い出した病院で本格的な不妊治療を開始した。

 不妊の原因は「夫の不妊と加齢による卵子の劣化」だったといい、真夏でも毛糸のパンツや腹巻きを巻いて冷えから身体を守る日々。そんな中、3回もの流産を体験するという辛い思いも味わった。特に3度目の流産では「自然妊娠で、大丈夫と言われていてそこからの流産だったので精神的にも参ってしまった」と当時の苦悩を吐露。「一度はお腹に宿った命がいなくなるのは本当に辛い。なんで妊活をしなくちゃいけないのか。自然妊娠出来る人をうらやんだこともあった」と当時を振り返った。

 だが、三度目の流産手術前に医師から「必ず加藤さんに赤ちゃんを抱いてもらえるようにがんばるから。加藤さんも諦めないで」とかけられた言葉が励みとなり、2014年11月に待望の長男を出産。

 そして「46歳がタイムリミット」と自分で区切り、昨年2月に第2子の治療を開始。わずか9カ月の間に7回の体外受精などの不妊治療を受けたことも明かした。「妊活はお金がかかるんです。私の場合は働きながらじゃないととてもとても7回という最後のチャレンジはトライできなかった」と働きながらの不妊治療だったといい、その結果、念願の第2子妊娠につながった。

 お腹の中の子供は「男の子」だといい「怪獣が2匹。どこまで頑張れるか。体力作りも継続していきたい」と出産を心待ちにしている。また今回、ブログやインタビューで妊活の様子を報告したことについては「(妊活中の人たちの)励みになれば嬉しい。そして、なるべくならこんな経験はみんなにしてほしくないから、早く妊活をしてもらえたらいいなと思って」と明かしていた。

 このインタビューを聞いたリンゴは「私も50歳まで(不妊治療を)しました。それ以降は、子供が出来たとしても責任が持てないと考えたから。だから46歳っていう設定は素晴らしいと思うし、励みにもなると思う」と加藤の考え方に賛同。また、加藤は夫の不妊も明かしていることから「(夫婦)一緒に手をつないで病院に行って欲しい」と、女性だけではなく、男性も一緒に病院に行くことを訴えていた。

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