上沼恵美子、京唄子さん偲び生ラジオで号泣「私は1人ぼっちになった」

 タレント・上沼恵美子(61)が10日、ABCラジオの生番組「上沼恵美子のこころ晴天」(月曜、正午)に出演。恩人で親交が深かった女優、京唄子さんが亡くなったことを悲しみ「なんで人って亡くなるんやろ。私は誰の背中を見て歩いて行ったらええの。私は1人になった」と涙で声を詰まらせた。

 上沼は「小さい頃からの憧れでしたし、うちの母と同い年で重なるところもあったんです」と世話になった京さんをしのんだ。

 自身が77年に引退を宣言して結婚した後の79年にNHK朝ドラ「鮎のうた」に出演した際、収録現場では周囲から露骨に「出てるやんか」「家に引っこんどったらええのに」とイビりにあっていたという。

 しかし、数週間後、途中から出演する京さんがスタジオに現れた際に、大きな声で「いや~千里ちゃん(上沼の漫才師時代の名)、あんたは帰ってこなアカンと思てたんよ。やめたらアカンで。大阪の宝やねんから」と声をかけてくれたという。これで周囲のイビリはぴたりと止まり、上沼は「あの京さんの言葉がなければ、私は辞めてたと思います」と振り返った。

 京さんは上沼の夫にも「ひとりじめしたらアカンで」と芸能活動を続けやすいよう、話してくれたという。

 「私の心を支えてくださる軸になる方でした」。晩年も、上沼の番組に何度も出演していた京さん。09年に京さんが療養に入って以降も、上沼は「具合よくなったら、ご連絡ください」と伝えていたというが、復帰はかなわなかった。

 上沼は「びっくりするほど、ショックです」「私はひとりぼっちになった」と放送中に涙声に。家族葬で営まれた京さんの通夜・葬儀への参列を遠慮したことに「まだ、お別れしてない…お通夜に行けばよかった…なんで行かへんかったんやろ」と悔やみ「発起人やりますから、お別れの会を…」と言葉をつないだ。最後は「私は1人になった…」「みんないなくなる」とすすり泣いて言葉が出なくなり、スタッフに「ごめんなさい。CMはさんでください」と伝えた。

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