個性派俳優のムロツヨシ（４１）が１日、東京・福家書店新宿サブナード店で初著書「ムロ本、」の発売記念握手会を行い、開始前に会見した。ムロの人生初著書は自身のエッセーや台本に、俳優・新井浩文（３６）との対談などムロのこれまでの人生がいっぱい詰め込まれている。３月２９日の発売日前に初版１万５０００部から２万２０００部への増刷が決まる人気ぶりで、人生初の握手会にも限定２０００人のファンが長い列を作った。

　ムロは「点数？僕は自虐や謙遜を言いませんが、１００点。本になったんですから。あとは読んだ人がつけてください」と自信を見せた。著書でのお気に入り部分は「両親の離婚のページですね。ここから僕の人生が始まった。ケンカばっかりして、怒鳴り合っていました。僕はフトンの中に隠れてました」と振り返った。

　ムロは今年１月に行われた「ムロ会」と呼ばれるムロの誕生会の様子も明かした。会には新井、小栗旬（３４）や菅田将暉（２４）ら１４～１５人が参加したという。ムロは「会では目の前に立って僕のいい所を言ってくれとみんなに頼んだ。結構マジにだったんで、ここでは言えません」としながらも、ムロは「小栗が思ってることをやり続けている。すごいと思うと言ってくれました」と明かした。

　ムロはこれまで「結婚願望はまったくありません」と強調していたが、４１歳になり「４０歳を過ぎたら家がさみしい。１人で。帰ってお風呂入って寝る時」と本音を漏らし、「結婚願望が“まったくない”から“ないなあ、そうかな～”になってきた」と心境の変化を明かした。

　この日、デイリースポーツが「ムロ会」メンバーの菅田将暉（２４）と女優・本田翼（２４）との熱愛を報じたが、ムロは「スゲー、知らなかった」と目をむいた。

　今後の執筆活動にはムロは「本当に僕が向いているのは役者だと思う。２冊目は厳しいですね」と話した。