ビリー・バンバン 3年遅れの45周年 弟・進の大腸がん、兄・孝の脳出血に負けず

 兄弟デュオのビリー・バンバンが25日、東京・EXシアター六本木でデビュー45周年記念ライブを開催した。本来は2014年が45周年だが、同年に弟・菅原進(69)が大腸がん、兄・菅原孝(72)は脳出血で倒れたため、3年遅れでの開催となった。

 左半身マヒのため車いすで活動する孝は、新曲「さよなら涙」歌唱後のMCで15年6月の復活後初めて、進に支えられながら立ち上がった。孝は「オレは頑張っているからみんなも頑張れよ。それを言うために、今日開催した」と熱弁。約900人のファンから拍手で激励された。

 この日は母・キヨ子さん(享年96)の一周忌命日だった。孝は「本当に悔しいな」と涙する場面もあったが、天国へ届けとばかりに代表曲「また君に恋してる」「さよならをするために」など23曲を熱唱。「みんなも体に気をつけろ!。オレはもっと元気になるからな。100周年へ行くぞ」と宣言していた。

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