研ナオコの「右大腿骨頸部骨折」とは 医師の見解

 研ナオコが負った「右大腿骨頸部(けいぶ)骨折」について、兵庫県芦屋市「松本クリニック」松本浩彦医師の見解を聞いた。

 右大腿骨頸部骨折は、大腿骨の根元、骨盤との関節あたりで起こる骨折で、日本では年間10万人以上の方が受傷するといわれています。80歳以上の女性が転倒して立ち上がれないなら、医者はまずこの骨折を疑います。研さんの年齢からすると、よほど激しい転倒をした、打ちどころが悪かったと思われます。

 自然には治りにくい骨折なので、99%は手術が第一選択になります。長期療養ということですから、頸部内側骨折のグレード3以上で、術式は人工骨頭置換術と推測します。

 術後3日目くらいから歩行訓練を始め、約1カ月の入院、退院後は2~3カ月のリハビリが一般的です。骨折前まで歩行能力が回復するには2~3年はかかりますので、舞台などの激しい動きができるまでは長い目で見る必要があります。人工関節の耐久性は長いのですが、それでも15年程度。研さんはまだお若いですから、将来の再手術も考えておかねばなりません。

 手術にリハビリと、これから大変だと思いますが、頑張って治療に専念していただきたいと思います。

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