渡瀬さん、死去前日まで9係の打ち合わせ 最期は家族3人に看取られ…

 俳優の渡瀬恒彦さんが14日、多臓器不全のため都内の病院で亡くなった。72歳。渡瀬さんは4月から放送されるテレビ朝日系主演ドラマ「警視庁捜査一課9係 season12」(水曜、後9・00)に出演を予定しており、関係者によると、亡くなる前日まで「元気そうに」同ドラマの打ち合わせをしていたという。すでに1、2話の撮影を終えていた。

 この日、都内の自宅前には、次々と弔問客が足を運び、竹下景子やみのもんたからの花が届けられた。

 自宅を訪れた関係者によると、渡瀬さんは2月中旬に息苦しさを感じ病院に寄ったところ、肺気胸と診断され、入院した。3月13日に病院で会った際は「元気そうでした。番組(警視庁捜査一課9係)の打ち合わせをしていた。復帰するつもりでいましたので突然のことに驚いています」という。痩せた、など見た目には大きな変化はなかったという。

 渡瀬さんは14日に菌が血液を巡り全身に蔓延したことから容体が急変したといい、奥さん、息子、娘の家族3人に看取られ息を引き取った。退院の時期は未定だった。

 関係者は「9係」について、「(渡瀬さんの)好きな番組でしたので撮影の続きを待っていた」と無念そうに明かした。

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