幸福の科学 清水富美加の出家に関し事務所の契約内容を糾弾 「世俗と縁を切る」

 女優の清水富美加(22)が、宗教団体「幸福の科学」に出家し、芸能界引退の意志を固めたことに関し、幸福の科学グループ専務理事・広報担当の里村英一氏(56)と、清水の代理人である佐藤悠人弁護士(58)が12日、都内の同教団本部で会見を行った。

 冒頭、里村氏が清水の出家に関する経緯を「本人の希望、思想信条にかなっているとはいえない仕事が増えた中で、(所属事務所の)レプロさんの方から、突然、晴天のへきれきのように出家を希望したと見られる点がありましたが、出家には大変大きな伏線があったとご報告させていただきます」と説明。「はっきり言って、芸能界にしばしば見られる奴隷契約、そうした雇用、就労関係があったのが大きな点だと思っている」と責任が事務所側にあると強調した。

 その詳細として、給与体系や仕事の内容などで不満がたまっていたという本人の言葉を紹介。「嫌な仕事、意に沿わない仕事の典型が、水着のDVDです。性的対象になるのが嫌で、事前に拒否していたにも関わらず、もう決まっていると入れられてしまった」「写真集でブルマーやスクール水着を着なければいけないのは、かなりのショックだったと話している」などと明かした。

 さらに、多いときは週に1回ほど、周囲に「死にたい」と漏らしていたことも説明。その中で、同教団の大川隆法総裁の著書「女優 清水富美加の可能性」に触れたことで、教団への帰依の思いが高まり、出家に至ったという。

 その中で、教団の顧問弁護士である佐藤弁護士に依頼し、1月下旬から事務所に契約解除を求めたという。だが佐藤弁護士は、事務所が強硬な姿勢を崩さなかったため、交渉は平行線状態であると主張。里村氏は「そうした事務所の態度を見て、心身に大きな傷を受けて、専門医の診療を受け、ドクターストップで仕事を休まなければいけなくなってしまいました。診断書も2通あります」と、健康状態を著しく損なったため、約半年は活動ができない状態になっているとした。

 さらに里村氏は「今回、清水富美加さんを受け入れるにあたって、できればこうした業界の悪しき部分があるならば、それを正して頂きたい。少しでも芸能界が宗教的に言うと浄化されることを願っています」と発言。「本人の魂の救済、浄化をすると同時に、世俗と縁を絶って魂を救済する、24時間それに専属するようになる。今後は宗教家・清水富美加になるわけです」と今後の清水の生き方を説明し、千手千眼観音菩薩に由来するという「千眼美子(せんげん・よしこ)」との法名を与えたことを明かした。

 清水は体調不良のため、会見には出席しなかったが、11日に記したという直筆のコメントを報道陣に配布。コメントは「ファンの皆様、報道関係者の皆様」と題され、「突然に、本当に突然に、芸能界から姿を消して申し訳ありません。お世話になっていた現場や、共演者さん、スタッフさん、関わらせて頂いた方々にご迷惑をおかけしている事、しっかりと自覚しております。しかし、約8年、このお仕事をさせていただきましたが、その中でお仕事の内容に、心が追いつかない部分があり、しっかりとした生活を送れず、毎日がギリギリの状態でした。なので今、出家したいと思いました。私、清水富美加は幸福の科学という宗教に出家しました」と記されていた。

 さらに「神とか仏とか、あの世とか、確かめようのないもの、この目で見たこともないものを、私は信じ、神のために生きたいと思いました。出家を決意してからは、安定した生活が送れるようになっております。皆様から見たら洗脳とも取れるであろうこの一連の出来事や、この8年間で感じてきた素直な気持ちを、これから、偽りなく、明かしていきたいと思います」とし、宗教家としての強い思いをにじませた。

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