福田こうへい 初座長公演初日で感涙

 歌手の福田こうへい(40)が10日、東京・明治座で、初座長公演「母ちゃんの浜唄」(27日まで)の初日を迎えた。

 福田は開演前、劇場ロビーで鏡割りを行い、取材にも応じた。30人を超えるファンが劇場の外から見守った会見では、「お客さんの反応を見て、もらい泣きしそうです…」と言葉を絞り出すと、こらえきれずに涙を流した。

 公演は2部構成で、1部の芝居では、自身をモデルとした岩手出身の青年と、母とのつながりを描いた人情話を熱演。「半分以上が、自分の人生と重なっている物語。おふくろに迷惑を掛けてきたし、あまり(一緒に)居られなかった。そういうのがお芝居に出ると思う」としみじみ話した。

 2部のコンサートでは、2年ぶりの出場となった昨年のNHK紅白歌合戦で歌った「東京五輪音頭」などを披露。紅白ではみこしに乗って舞台や花道を練り歩く演出で沸かせたが、今回についても「お祭りモードでね、紅白を再現したい」と話した。

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