「ラ・ラ・ランド」監督、鈴木清順監督に影響「隠されたオマージュ」

会見に登場したデイミアン・チャゼル監督(右)とライアン・ゴズリング=ザ・リッツカールトン東京(撮影・三好信也)
会見に登場したデイミアン・チャゼル監督(右)とライアン・ゴズリング=ザ・リッツカールトン東京(撮影・三好信也)
会見に登場したデイミアン・チャゼル監督(右)とライアン・ゴズリング=ザ・リッツカールトン東京(撮影・三好信也)
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 米アカデミー賞13部門で歴代最多タイの14ノミネートを果たし、作品賞の最有力候補とされる映画「ラ・ラ・ランド」(2月24日公開)の主演俳優ライアン・ゴズリング(36)とデイミアン・チャゼル監督(32)が27日、都内で行われた来日会見に登場した。チャゼル監督は影響を受けた作品の1つとして鈴木清順監督(93)の「東京流れ者」(66年公開、主演・渡哲也)を挙げた。

 「セッション」(14年公開)で脚光を浴びたチャゼル監督の最新作は、オリジナルのミュージカル映画。女優の卵と売れないピアニストの恋愛をカラフルかつ幻想的に描き、世界的に大旋風を起こしている。この日は180媒体を超える報道陣が駆けつけ、会場は熱気ムンムンとなった。

 過去のミュージカル作品へのオマージュが指摘されており、チャゼル監督は「無意識で、自分で気がついていないものもある。昨晩、日本の方に言われた鈴木監督の『東京ドリフターズ』は隠されたオマージュ」と日本作品に言及。「絵コンテの段階から(要素が)入っていて、ワイドで撮っているところも、ポップアートのような色合いもそう」と明かした。

 2人は鏡割りに挑戦し、ヒットを祈願。アカデミー賞主演男優賞の候補に選ばれたゴズリングは「お酒のにおいがすごい。飲んでいい?」と笑わせ「監督と『映画は劇場でたくさんの人と見るもの。スマホで見るものじゃない』と話していた。実際にたくさんの人が映画館での体験をシェアしているのは素晴らしいことだと思う」と映画の成功を喜んだ。

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