鈴木砂羽 インフルで舞台延期 稽古中に不調訴え病院へ
女優・鈴木砂羽(44)が10日、体調不良を訴え、東京・渋谷のシアターコクーンで行われた出演舞台「世界」の初日前会見を欠席した。そのまま病院で検査を受けたところ、インフルエンザの罹患(りかん)が判明。主催者側は鈴木の代役等は立てず、11日に予定されていた開幕を14日に延期することを緊急決定した。
関係者によると、鈴木は昼過ぎに始まった舞台稽古に参加、途中で体調不良を訴えた。会見には出席せず関係者に付き添われて都内の病院に行き、検査を受けた結果、インフルエンザと判明した。
診断を受け関係者が協議したが、初日前日ということもあって代役を立てての開幕は難しく、11日の開幕を14日に延期することを決めた。中止となった公演分は、振り替えと払い戻しで対応する。
「世界」は赤堀雅秋氏(45)の作・演出で、地方都市のある家族の生活を中心に、逃れられない人間関係とあふれ出す感情を描く。鈴木は大倉孝二(42)とW不倫するスナックのママ役で、全体の約3分の1のシーンに登場する主要キャストの一人。他に風間杜夫(67)、早乙女太一(25)らが出演し、初舞台の広瀬アリス(22)がデリヘル嬢役に挑む。
この日は会見後、稽古を報道陣に公開する予定だったが、鈴木が体調不良で病院に行ったため中止となった。
「世界」には高畑裕太(23)が出演予定だったが、昨年8月に強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕(後に不起訴)され、同9月に降板しており、またも大きなアクシデントに見舞われたことになる。