小籔「忘れないで」 島木さん葬儀で号泣

 島木譲二さんの遺影を前に出棺=新大阪典礼会館(撮影・北村雅宏)
 島木譲二さんの葬儀に参列し、涙を見せた小籔千豊
2枚

 脳出血のため16日に72歳で死去した吉本新喜劇の俳優・島木譲二(しまき・じょうじ、本名・濱伸二=はま・しんじ)さんの葬儀・告別式が18日、大阪市の新大阪典礼会館で営まれ、芸能関係者ら約200人が参列して別れを惜しんだ。

 吉本新喜劇座長の小籔千豊(43)は「島木さんを忘れないで。テレビなどで新喜劇を見たら、島木さんを思い出してほしい」と号泣。「僕がへこんでいた時、舞台の袖で『周りが言うことは気にせんと、舞台で頑張らなあかんで』と励ましてくれた。(島木さんが)舞台に出られなくなったのは新喜劇にとって損失」と故人をしのんだ。「パチパチパンチ」など体を張ったギャグで人気を集めた島木さん。小籔は「お客さんを笑わせて、はけていく時の背中はすごくかっこよかった」と涙ながらに振り返った。

 落語家の桂文珍(68)は「人間が男前の人でした。飲みに行っても、周囲に気を使って笑いを取ったりした」と寂しそうに語った。

 法名は「芸の道を精進した証し」という意味の込められた「慈願院釋譲道(じがんいんしゃくじょうどう)」。棺には、愛用の帽子と杖、新喜劇の台本などがおさめられた。葬儀場前に集まったファンは約300人。全身全霊で笑いを追求し、誰からも愛された島木さんは、多くの人に見送られて旅立った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス