「新語・流行語大賞」候補語30発表

 「現代用語の基礎知識 選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語30が17日、発表された。「ゲス不倫」「センテンススプリング」「文春砲」といった週刊文春絡みの言葉や「アスリートファースト」「都民ファースト」「盛り土」「レガシー」といった小池百合子東京都知事(64)絡みの言葉が目立ち、選考委員会は「一つの現象で複数の新語・流行語が生まれている」と分析。12月1日に年間大賞とトップテンが発表される。

 タレント・ベッキーとロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との不倫は1月、週刊文春に報じられた。同誌は翌2月、男の育休を訴えていた宮崎謙介衆院議員(辞職)が妻・金子恵美衆院議員の出産間近に不倫したことを報道。その後も有名人の不倫報道が続発し、川谷のバンド名から「ゲス不倫」と総称されることに。

 ベッキーが川谷とのLINEで文春を英語直訳した「センテンススプリング」や、同誌のスクープの通称「文春砲」も候補語入り。週刊文春編集部は「こうした形で社会的に注目していただけるのは有り難いのですが、現時点で特にコメントすることはありません」としている。

 個人の発信力では小池氏が抜群だった。20年東京五輪に関する「アスリートファースト」、新都知事としての都職員への訓示での「都民ファースト」。自身が暴いた豊洲新市場の闇からは「盛り土」も入った。五輪のために建設され、五輪後も残る競技施設を指す「レガシー」も、小池氏が際限なく膨張する五輪費用を問題視してから広まった。

 芸能関係では「君の名は。」「シン・ゴジラ」「SMAP解散」「びっくりぽん」などが候補語入り。お笑い系では古坂大魔王がプロデュースするナゾのシンガー・ソングライター、ピコ太郎の、動画サイトで世界的にブレークした楽曲「PPAP」と、トレンディエンジェル・斎藤司のギャグ「斎藤さんだぞ」が入った。

 ピコ太郎は「“驚き、等々力、競技場”です。川崎フロンターレの本拠地です。ビタミンC的にいうと、うれCです!」とコメント。この日は大阪市内から生中継された日本テレビ系「ベストヒット歌謡祭2016」で「PPAP」のスペシャルロングバージョンを披露。ヒョウ柄衣装で、50人のダンサーを引き連れてのパフォーマンスで沸かせた。

 また、斎藤は「取れるに決まってるだろう、斎藤さんだぞ!」と自信を見せていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス