欅坂46 ナチス酷似衣装を謝罪 秋元康氏「監督不行き届きだった」

 アイドルグループ「欅坂46」がコンサートで着た衣装がナチス・ドイツの軍服に酷似していると報じられたことを受け、所属レコード会社の親会社「ソニー・ミュージックエンタテインメント」は1日、「認識不足により、そのようなイメージを想起させる部分があり、不快な思いをさせてしまったことに、心よりおわび申し上げます」との謝罪コメントを発表した。

 同社は「当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません」と誓約し、再発防止に努めるとした。

 総合プロデューサーの秋元康氏(58)も同日、欅坂の公式サイトで「ありえない衣装。プロデューサーとして監督不行き届きだった。大変申し訳なく思っています」と謝罪。

 「ニュースで知りました」「事前報告もなかったので、チェックもできませんでした」とし、「再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底したい」としている。

 この問題では英紙デーリー・ミラーなどが、10月22日に横浜アリーナで開催された「PERFECT HALLOWEEN 2016」で、欅坂46が着た黒い帽子やマントが第2次世界大戦時のナチス親衛隊(SS)にそっくりだとしてネット上で批判を受けていると報道。

 米有力ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のクーパー副所長は10月31日、同センターの公式サイトで「嫌悪感」を表明。衣装を「不適切で非常に侮辱的な表現」とし、このような衣装を着て踊る少女たちを見ることは「ナチスによる大虐殺の被害者にとって大変な苦痛となる」と批判し、秋元氏らに謝罪を要求していた。

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