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異例会見!拓郎節全開 “病人扱い”にNO 紅白復帰も拒否「こりごり」

 シンガー・ソングライターの吉田拓郎(70)が27日、首都圏ツアー(4カ所5公演)の最終公演をパシフィコ横浜で行った。ライブ前には12年ぶりとなる会見にも対応。公演のたびに「03年の肺がん手術から立ち直った」と報じられることに、「もう勘弁してくれ。そこらの70歳より元気にやっている」と“病人扱い”にNOを突きつけ、言葉通りに22曲を快活に歌い挙げた。一方で1994年に1度だけ出演したNHK「紅白歌合戦」には「こりごり」と復帰を拒否した。

 病人扱いするんじゃねぇ-。古希を迎えた拓郎が、会見でクギを刺し、ライブで体現した。

 スマートな体形と張りのある歌声で「春だったね」「落陽」といった代表曲から最新曲「アゲイン」まで22曲を熱唱。「昔よりライブが楽しい」と話す通りに、気持ちよさそうに約2時間のステージを展開し、ファン4700人を楽しませた。

 会見はライブ直前。本人からの申し出という異例の形で行われた。報道陣の前に姿を見せると「最初に僕の方からお願いごとがありまして」と切り出し「肺がんのことはもう忘れてもらって、元気な70歳のオッサンが現役でやっているということにしてもらって、病気から立ち直ったという表現や、元気になったという言い方はやめてもらいたい」と“苦言”を呈し「それが言いたくてこの場をもうけた」と明かした。

 03年に肺がん手術を受けてから、復帰と体調不良でツアーやライブの中止を繰り返し、そのたびに体調を焦点に報じられてきた。しかし、12年からは2年に1度の首都圏ツアーを開催しており、健康面には不安はなし。会見を開くことで、“病気言及はこれっきり”にする決意を示した。

 報道陣から全国ツアーの要望を受けると「ウチに帰って奥さんのご飯を食べたい。だから日帰りが妥当な線」と1986年に結婚した女優・森下愛子とのオノロケも。井上陽水や小田和正ら同世代のアーティストが全国ツアーを続けることに「若いときより元気で不思議だよ」と苦笑した。

 会見では新譜制作にも意欲を見せ、現役を強調したが、22年ぶりの“紅白復帰”は拒否。94年に唯一出場し「外は白い雪の夜」を歌ったことを振り返り「ウンザリしました。絶対に出ません。もうこりごり。ゴメンです」と“引退”を宣言した。

 ノーベル文学賞に選ばれた米シンガー・ソングライター、ボブ・ディラン(75)の代表曲「風に吹かれて」のカバーもライブで披露した拓郎は「高校生の時、ギター1本で社会へのメッセージを歌ったものを歌う形に衝撃を受け、モノマネをしてきた」と影響を吐露し、自らの“ディラン論”も明かした。

 受賞については「ビックリした。すごい出来事だと思う反面、ディランはどう考えているだろう」と感想を語った。

 選考委員会が連絡を取れない現状に「ディランという人は、心の奥に持っているものを生涯、人には明かさない。僕は納得した」と理解。12月10日の授賞式への出席も危ぶまれていることを尋ねられ、1974年の日本レコード大賞で、森進一の「襟裳岬」が大賞を獲得した際に作曲者としてジーパン姿で登壇してひんしゅくを買った自らの体験談を引き合いに「(正装の)燕尾服なんか着ないで、ディラン的なファッションで出て行ったら格好いいだろうな」と希望した。

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