久米宏 広島優勝に「生きていて良かった」

広島優勝に歓喜の久米宏
チームメイトの手で高々と宙を舞う広島・新井貴浩=東京ドーム(撮影・出月俊成)
 25年ぶりのセ・リーグ優勝を決め、胴上げされる広島・緒方監督=東京ドーム
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 優勝へのマジックを1としていた広島が10日、東京ドームで行われた巨人戦に6-4で勝ち、25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。広島ファンの司会者・久米宏(72)は四半世紀ぶりリーグ優勝の達成を見届け、長い年月の思いを込めたコメントを発表した。【以下、コメント全文】

 広島カープの話をすると止まらなくなってしまいます。

 球団創設が1950年。

 以来初優勝まで25年、悲しく辛い歴史は、語るも涙なので省くとして、最近の話に絞りましょう。

 カープには、FA権行使を宣言した選手の残留を認めないというルールがあります。どこかの金満球団と違い、慢性的貧乏球団の悲しいルールです。

 涙のうちに去って行った、黒田選手と新井選手が、2015年に、揃って戻ってきてくれました。

 偶然、そのシーズンの終了後、前田選手のメジャー挑戦が決まりました。更に、2015年に、僅差でBクラスになってしまった悔しさ。これらの出来事が、なんとも奇蹟的な化学反応を起こし、今年、見たこともないような強いチームになったのです。

 こんな強いカープを見たのは初めてです。生きていて良かったと、心から思いました。

 多くのカープファンは、25年ぶりの、ブッチギリのリーグ優勝を、喜んでいます。ただ喜んでいるのではありません、みんな感激しているのです。感動しているのです。

      久米宏

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