二宮慶多「シェーン・カムバック!」のフレーズ、初の日本語吹き替え

 人気子役の二宮慶多(9)が4日、都内で行われた西部劇の名作「シェーン」の新録・完全吹き替え版特別披露試写会に、声優の山寺宏一、日高のり子と参加。トークイベントでは同作の有名なラストシーンでジョーイ役の子役が発する「シェーン・カムバック!」のフレーズについて、これまでの吹き替え版では英語の原作音声のまま通されてきたが、今回は初めて日本語に直し、二宮の声で製作されたことが明かされた。

 声優初挑戦となる二宮は、「口を合わせてセリフを言うのは難しくて緊張しましたが、(山寺と日高の)2人が優しかったので」と共演陣に感謝。ラストシーンの収録については、「大切なシーンなので、お芝居をやっているかのようにやりました」と振り返った。

 原作は二宮が生まれる50年以上前に初公開されたが、「おじいちゃんが好きでした。僕もシェーンは早撃ちや銃をホルスターに入れるシーンがかっこいいと思います」と感想。この日は「シェーン、危ない!」というセリフを舞台上で披露したが、主人公・シェーンの声を担当した山寺は、収録全般を通じて「慶多くんはすごかった。ジョーイと同じ音だった」と感心しきり。アニメ「タッチ」の浅倉南などの声でおなじみの日高も、マリアン役の今回は「最後の慶多くんの声を聞いて、涙腺が開いちゃいました」と賛辞を送り、これを受けた二宮も「お二人の声はテレビでたくさん聞いてきたけど、実際に聞いてもきれいでした」と大人の対応で返礼した。

 3人一緒での収録は二宮が活動できる朝から夕方までの時間内で行われ、その合間には、日高が福山雅治との共演歴がある二宮に、「福山さんってどんな感じ」と尋ねると、山寺が「こんな感じだよ」と十八番の福山ボイスで割り込むなど、和気あいあいの時間帯だったという。

 なお、「シェーン・カムバック」の吹き替えフレーズについては、英文ではなく、収録中に数本のテストを経ながら、和文フレーズが採用されたという。新録・完全吹き替え版「シェーン」はCATV局スターチャンネルで11日から放送が開始される。

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