三田佳子「Wの悲劇」秘話語る 薬師丸とは「戦い」だった

 女優の三田佳子(74)が31日、東京・角川シネマ新宿で開催中の角川映画祭でトークショーを行い、代表作「Wの悲劇」(1984年)を振り返った。

 三田は「自分であって自分でないような…宙を歩いているような感じだった。セリフを考えている、ということは絶対にしない。何をしゃべろうとしてるかなんか考えてなかった」と撮影を回想。後に映画を見返して「こんな自分がいたんだ!?2度とできない!?」と驚いたという。

 主演の薬師丸ひろ子(52)とのシーンを「戦いなんです。アザができるくらいつかんで、抱きしめて…。2度3度とできるものじゃないからOKが出るとホッとした」と解説。

 「(薬師丸が)ブロマイドをくれて。世間を知らないまま『私のあげる!』って(純粋な)感じで。『ん?』と思いましたけどもらって、30何年持ってます」と、舞台裏の秘話も明かした。

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