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相模原殺傷 強固な殺意で執拗に攻撃 犠牲者19人全員に複数の傷

 「津久井やまゆり園」の献花台で、犠牲者を悼み手を合わせる人たち=28日午前、相模原市緑区
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 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺され、26人が負傷した事件で、犠牲者19人全員の首や胸などに刃物による複数の傷があったことが28日、分かった。神奈川県警津久井署捜査本部は、元施設職員植松聖容疑者(26)=殺人容疑などで送検=が、強固な殺意で執拗(しつよう)に攻撃したとみている。同容疑者が緊急措置入院中の2月に「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話していたことも分かった。

 犠牲者19人全員の司法解剖を終え、うち17人の死因は首を刺されたことによる失血だった。負傷者のうち入所者24人も同じく首や胸などを刺されていたが、施設職員2人に刃物によるけがはなかった。植松容疑者自身も右手の指を3針縫うけがをしており、捜査本部は襲撃の際に負傷したとみている。26日未明に出頭した際、衣服には血が付いていた。

 植松容疑者はこれまでの調べに、「意思疎通できない人たちをナイフで刺した」と供述。2月に衆院議長宛てに持参した手紙には「目標は(複数の障害がある)重複障害者の方が安楽死できる世界」などと記していた。

 相模原市によると、緊急措置入院中の2月に植松容疑者は「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話していた。ナチス・ドイツはドイツ人やユダヤ人の障害者らを組織的に殺害したことで知られる。一部の医師も積極関与し、専門家によると幼児から高齢者まで20万人以上が犠牲になった。

 植松容疑者が話した「思想」の具体的な内容は不明だが、その分析が事件の背景解明につながる可能性もありそうだ。

 また、植松容疑者の自宅からは、微量の植物片が付いた小袋が複数見つかった。捜査本部は大麻の可能性があるとみて鑑定を進める。植松容疑者は大麻についての任意の尿検査を拒否したため、強制採尿した。

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