三船美佳 離婚成立にうれし涙

 歌手の高橋ジョージ(57)との離婚が29日に成立したタレント・三船美佳(33)が31日、都内で報告会見を開いた。慰謝料なしも、求めていた長女(11)の親権を得て「急展開でしたので私も驚いています。うれしい結果で安どしています」と胸中を吐露。同席した代理人は、三船が昨年1月に提訴して長引くとみられていた離婚裁判が、急転直下で幕を閉じた“舞台裏”を打ち明けた。

 16歳の誕生日にスタートさせた18年間の結婚生活にピリオドを打ってから2日が過ぎ、三船が心境を語った。愛娘を思いやり「お母ちゃん、頑張らないと!!ゼロからリセットして」と心機一転を宣言。「『離婚、決まったよ』と伝えたら『本当におめでとう』って。小さい体にどれだけ心配をかけたか…」と、瞳を潤ませた。

 新たな恋について聞かれると「今あるわけないじゃないですか!!」とこの日1番のハイトーンボイスで返答。4月1日は父の故三船敏郎さんの誕生日で「父にいい報告ができるかな。エープリルフールではなくリアルで」とジョークも出た。

 晴れやかな表情に時折涙も交えた三船が25分間話し終えると、若旅一夫弁護士が和解条件について補足説明。高橋が長女との面会を求め、別の調停を起こしていた新事実も明かした。既に申し立ては取り下げられ、当面、対面はせず、年に2回カラー写真を渡すことになったという。

 金銭面に関しては「慰謝料の請求はしないでくれ、という趣旨の条項が入ってました」と、高橋側の意向をくんでの“ゼロ決着”を主張。三船が明言を避け、高橋が否定したモラルハラスメントについても、裁判の争点だったと認めた。

 若旅氏は「モラハラの証明が目的ではなく、離婚と親権を請求し向こうが折れてくれたので、争う必要がなくなった。裁判を取り下げた形にしてほしいと、ジョージさん側のたっての要望だった」と説明。三船も代理人も世間も想定外の、早期幕引きとなった。

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