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古川雄輝 挫折から始まった俳優人生

 舞台「イニシュマン島のビリー」に出演する古川雄輝=東京・新宿(撮影・佐々木彰尚)
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 イケメンで頭脳明晰、英語も堪能-。3拍子そろった“ハイスペック”で人気急上昇中の俳優・古川雄輝(28)。25日から東京・世田谷パブリックシアターで行われる「イニシュマン島のビリー」(4月10日まで)で、2年ぶりに舞台での主演を務める。見た目と経歴からは想像できない“挫折だらけ”の俳優人生に迫った。

 古川は慶大理工学部3年時に「ミスター慶応」コンテストでグランプリを獲得。その流れでホリプロの新人発掘オーディションを受け、審査員特別賞に選ばれ、芸能界への道を開いた。

 当時は大学で「制御理論」を専門に学んでいた。「最初は就活の一環で受けたんです。でも初めてお芝居をした時に、これを職業にできたら面白いなと」と芸能界入りの動機を明かした。

 ただ、古川にとっては、この結果も挫折の1つだったという。「グランプリになれなくて、その時点でやめようと思ったんです。(最終選考の)10人の中で1位になれないようじゃ、何万人の中で1位にはなれない」。だが、持ち前の負けじ魂が頭をもたげ「ここでやめたら一生後悔する。やらずに後悔するなら、やった方がいい」と荒波に飛び込んだ。

 7歳の時に家庭の事情でカナダに移り住み、ニューヨークでの高校生活を経て帰国。当時から“挫折”は始まっていたという。「英語がしゃべれない状態で行ったので大変でしたし、アジア人の中でも日本人は嫌われてて、差別があるんです」と当時の苦悩を振り返った。

 そんな古川が、役者として最初にモチベーションにしていたのは「親孝行」だった。「母親が入院してて、すごい喜んでくれたんですよ。作品に出るたびに見に来てくれたり…」。その母は2年ほど前に亡くなったというが、「親孝行をしたことがなかったので、この仕事について良かったなと思いますね」と述懐した。

 そして迎える、久々の主演舞台。「映像と舞台は、まったく別物ですね。舞台では、全身を常に見られている」と、難しさは痛感している。共演には同世代の鈴木杏(29)、柄本時生(26)に加え、江波杏子(73)、山西惇(53)ら実力派俳優がそろう。「皆さんに遅れをとらないように、主演としてしっかり頑張りたいです」と意気込んだ。

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