ももクロ 初の5大ドームツアー開幕

 “冥界の鼓笛隊”をイメージした衣装で決める(左下から時計回りで)佐々木彩夏、高城れに、百田夏菜子、有安杏果、玉井詩織=愛知県・ナゴヤドーム
“冥界の鼓笛隊”をイメージした衣装で決める、ももいろクローバーZの(左から)佐々木彩夏、有安杏果、百田夏菜子、高城れに、玉井詩織=愛知・ナゴヤドーム
 バルーンで地上40メートルまで浮かぶ、ももいろクローバーZ
3枚

 ももいろクローバーZ初の“5大ドーム”ツアー「DOME TREK 2016」が20日、ナゴヤドームで開幕した。37万人の動員が見込まれる、ももクロ史上最大のツアー初日は、17日に2作同時発売されたアルバムのうち「AMARANTHUS(アマランサス)」と同じ“生と死”がコンセプト。リーダーの百田夏菜子(21)をはじめ、各メンバーに見せ場が用意された。

 また、バルーンで地上40メートルまで浮上して2、3階席に近づくなど、モノノフ(ファンの愛称)3万2864人を沸かせた。

 リード曲「WE ARE BORN」で、♪オギャー!!の産声とともに5大ドームツアーが幕を開けた。「生まれてから死ぬまで」をテーマにアルバム収録順に14曲をノンストップで披露し、その後に人気曲を続ける2部構成で、24曲を熱唱。さらに、各メンバーの見せ場が初めて全員分、用意された。

 「青春賦」では玉井詩織(21)がピアノを弾き語りし、「泣いてもいいんだよ」でエレキギターをかき鳴らした佐々木彩夏(19)は「間違えちゃったけど、シリーズ化できるように頑張る」と意気込んだ。百田はフラフープダンス、有安杏果(21)はドラム。タップダンスを軽快に踊った高城れに(22)は「親の気持ちになりました」とメンバーの個人技に目を細め、5色の個性がステージを彩った。

 今回のツアーは、プロジェクトの本格始動前からメンバーがミーティングに参加。バルーンで地上40メートルまで上がり、できる限りモノノフに近づいて笑顔を届けたのも5人の思いの結果だった。

 各所2日間公演(札幌を除く)の初日は「アマランサス」、2日目は4thアルバム「白金の夜明け」がコンセプト。アルバム2枚分の新曲は計20曲におよび、レコーディング終了は年明けだったという。振り付け練習が始まったのは約1カ月前という厳しいスケジュールの中で新たな一面を見せつけた。

 終盤には有安が7月3日に横浜アリーナでソロコンサートを開催すると発表。個人がさらにパワーアップすることで、ももクロの輝きはさらに増していく。

 また、17日に同時発売した3rdアルバム「AMARANTHUS」は“生と死=リアル”が、4thアルバム「白金の夜明け」は“ファンタジー”がコンセプト。3rdに、さだまさしが作詞作曲した「仏桑花」、4thに同じくKinKi Kids・堂本剛の「桃色空」が収録されるなど、豪華な作家陣も話題。堂本が所属するジャニーズ事務所以外のアーティストに楽曲提供するのは初となる。各作家はレコーディング時のディレクションにも参加。メンバーはこれまで以上に曲への理解を深めた上で歌声を収録したという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス