堺雅人 “幸村魂”で視聴率倍返し!
俳優・堺雅人(42)が14日、都内で行われた主演作のNHK大河ドラマ「真田丸」(来年1月10日スタート。総合、日曜、後8・00)の初回完成試写会に登場した。13日に最終回を迎えた今年の大河「花燃ゆ」は、全話平均視聴率で歴代ワーストタイの12・0%と苦戦したが、バトンを受け継ぐ“視聴率男”にひるむ様子はなし。演じる真田信繁(通称・幸村)の言葉を引用し「損得を考えず、面白いと思ったことを一生懸命やる」と、巻き返しへ向けて気合を込めた。(数字はビデオリサーチ調べ。関東地区)
言葉に力がみなぎっていた。「花燃ゆ」の最終回から一夜が明け、開催された「真田丸」の初回試写会。堺は「船出のときがようやく来た感じです」と高ぶる思いを口にした。「花燃ゆ」全話視聴率が歴代最低タイという“悲報”が届いた直後とあって、視聴率に関する質問も飛んだが、顔をそむけることなく堂々と返答した。
「真田幸村が言ったとされる言葉に『損得を考えない人間が1番怖い』というのがあるそうです。損得ばかり考えると縮こまったつまらないドラマになるので、面白いと思うことを一生懸命やります」。2013年の主演ドラマ「半沢直樹」で最高視聴率42・2%(関東)をたたき出した“視聴率男”は、具体的な目標数字こそ掲げなかったが、並々ならぬ決意をにじませた。
13日に行われた正月特番「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 真田丸スペシャル」(総合、来年1月2日、後7・30)の制作発表では、タモリ(70)と笑福亭鶴瓶(63)が「真田丸」出演を熱望。屋敷陽太郎チーフプロデューサーからはこの日、「武将の有名な人の名前を見て、ふさわしいものがあるか考えます。サングラスはどうするんでしょう」と前向き発言も飛び出した。
ナレーションを有働由美子アナウンサー(46)が担当することも発表された。同局の現役女性アナによる大河ナレーションは、1991年「太平記」の山根基世アナ(67)以来25年ぶり。NHKの“朝の顔”を強力援軍に迎えた堺が、惨敗に終わった前作大河から高視聴率での『倍返し』を目指す。
