１５年ぶりに再結成したロックバンド・ＲＥＢＥＣＣＡ（レベッカ）がテレビ朝日系１０時間生特番「ミュージックステーション　ウルトラＦＥＳ」（２３日放送、正午）で再結成後初の地上波テレビ出演することが１０日、分かった。Ｍステ出演は１５年ぶり。当日はメンバー全員がそろわないためこの日、都内の同局で収録を行いヒット曲「ＲＡＳＰＢＥＲＲＹ　ＤＲＥＡＭ」「フレンズ」を披露した。

　収録スタジオにメンバーが登場すると、懐かしの名曲が響き渡った。テレビ用に合わせた演奏時間だったため、代表曲「フレンズ」では歌詞を間違えて撮り直す場面もあったが、８０年代を彩った２曲を完全熱唱。ボーカル・ＮＯＫＫＯ（５１）は「テレビは得意じゃないけど、楽しめました」と充実した表情を浮かべた。

　ドラムの小田原豊（５２）は「（８０年代当時）テレビに出るロックバンドは少なかった」と話したが、そんな中でも「Ｍステ」には数回の出演を果たしていた。

　小田原は、楽曲「Ｏｎｅ　Ｍｏｒｅ　Ｋｉｓｓ」などを披露した当時のＭステ出演を振り返り、「過密スケジュールで疲れたまま出たら、タモリさんに『緊張感ないね』と怒られた」と懐かしむ。本番当日、司会のタモリ（７０）とトークする予定のＮＯＫＫＯは「温かい目でみていただいた。ごあいさつに上がります。『大人になりました』って」。十数年ぶりの再会と“恩返し唱”に期待を寄せた。

　８４年にデビューしたレベッカは９１年に解散。９５年、２０００年と期間限定再結成を経て、今年８月に２０年ぶりに本格ライブを開催。ＮＯＫＫＯは「ブランクというより新鮮味がある」と１５年ぶりの再結成を楽しむ。Ｍステ出演を弾みに、１１月２９日にさいたまスーパーアリーナ公演へと向かう。