台湾からAKBへ17人 定員大幅増

 AKB48の台湾オーディション最終審査がこのほど台北市内で行われ、双子の姉妹を含む11~21歳の17人が選ばれた。当初、1人を想定していたが大幅増で、審査員の秋元康総合プロデューサー(57)は「『台湾らしさは』と聞かれると思いますが、1番は屈託のない笑顔」と選考ポイントを説明。今後は現地でレッスンを積み、年末年始にかけてAKBに合流する。

 AKBメンバーを選ぶオーディションの海外開催は、結成10年で初の試みだ。ジャパニーズドリームをかなえるため、17人が海を越えて秋葉原に渡る。

 台湾で活動する女性アイドルはほとんどおらず、AKBも現地での公演歴はないが、2011年にオフィシャルショップがオープン。親日家が多い土地柄で、インターネットで興味を抱くファンも増え、応募者は2152人に上った。

 選ばれたのは多彩な顔ぶれで、双子の陳詩雅・詩媛姉妹(20)は、姉の詩雅さんが「1人だけ合格ならどうしよう、の心配がありました」と安ど。妹の詩媛さんは台湾出身の日本ハム・陽岱鋼選手にあやかったユニホーム姿で「ずっとパートナーがいてうれしい。これからも一緒に輝きたい」と、姉妹愛を感じさせた。

 4歳から子役として活動する小6の張羽翎さん(12)は、親戚から日本名として「なつみ」と名付けられたという。「笑うことが大好き!!皆さんにたくさんの笑うことをあげたい」と日本語で自己紹介し、「ヘビーローテーション」を完ぺきな振り付けで披露。アイドル道の扉を開いた。

 台湾生まれの原石を、秋元氏は「アピールタイムでの自己表現がステキな時間で、その時の笑顔が素晴らしかった」と絶賛。合格者は保護者面談などを経て、年末年始にかけてAKBに正式加入する。運営側はかねて「台北48」の構想も練っており、台湾人メンバーの誕生で、結成に向けて加速しそうだ。

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