宝塚退団の柚希礼音「幸せな気持ち」
宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音が10日、東京宝塚劇場で舞台「黒豹の如く/Dear DIAMOND!!」の千秋楽を迎え、宝塚歌劇団を退団した。
1999年に入団した柚希は、09年4月に星組のトップスターに就任。台湾公演や武道館ライブ、権威ある演劇賞の受賞など多くの偉業を成し遂げ、「レジェンド」とも呼ばれた。退団会見では「本当に幸せな充実した気持ち」とすがすがしい表情。「宝塚は夢のような場所だと思っていたけれど、夢を見ているだけではとうてい歩いていけるような場所ではなく、自分を認め、いっぱい闘いました。でも過ごした後は、夢のような場所でした」と16年を振り返った。
退団後については「明日から考える」と明言しなかったが、結婚の予定はないという。会見後のサヨナラパレードには1万2000人が殺到した。