俳優の溝端淳平(25)が、シェークスピア劇「ヴェローナの二紳士」(10月12日開幕、彩の国さいたま芸術劇場)で初の女性役を演じることになり、このほど、演出を担当する蜷川幸雄氏(79)と同劇場で会見を行った。
若者が巻き起こす騒動を描く同作は、17世紀と同じ全員男性キャストで挑み、溝端は紳士プローティアスの恋人ジュリアを演じる。
女装経験は高校の文化祭以来という溝端は「不安もあるが頑張る」。蜷川氏との2度目のタッグに「稽古は妥協を許さない千本ノックのよう」と気合を入れた。肝臓などの不調から酸素吸入器をつけ車いすで姿を見せた蜷川氏は「頭はちゃんとしてるよ」と話した。