山田スタジアム 神様に阪神Vを懇願

 兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場近くに今春から移住し、地元密着型の“阪神芸人”として活動中の山田スタジアム(37)=元ストリーク山田大介=が、同球場に隣接する素盞嗚(すさのお)神社を参拝。「今年の大チャンスを逃したらアカン!もう待てません」と神様に泣きつき、9年ぶりの阪神優勝を祈願した。

 山田は阪神好きも手伝い、吉本興業の「住みます芸人」企画で兵庫に引っ越し。しかし、山田が住みついて以来、地元では“号泣県議”問題や、STAP問題、甲子園爆破予告、夏の甲子園開幕日に台風直撃…と県内は大荒れ。そんなインケツ(疫病神)疑惑に山田は「笑えん話ばかり…。これで阪神が優勝を逃したらシャレになりません」と境内で身を清めた。

 最近は地の利を生かして、阪神2軍試合にも足を運んでおり「鳴尾浜球場で見た岩貞投手はすごかった。初白星で流れ持ってきて!」と、17日に2度目の1軍登板で初勝利を目指すドラ1左腕・岩貞祐太投手にエールを送った。

 “仕事着”のタテジマユニホーム姿で日々、営業活動している山田は「知らないオジサンに、突然無言で握手されたりします」。今年は、甲子園で開催される阪神戦はほぼ観戦しており、ライトスタンドで虎ファンにストリーク時代からの得意ネタである野球モノマネをせがまれるとか。「なぜか今だに一番人気は(元中日のガニマタ打法の)種田仁さんですが…」。

 MBSラジオ「豊永真琴のベースボールパークEXトラ!」(火~木曜、後9・00)に出演しているほか、地元の盆踊りなどにも呼ばれて忙しい日々を送っているが「ノーギャラが多くて、家賃の5万8000円を払うんに必死です」。

 05年12月にストリークとしてオールザッツ漫才で優勝するなど知名度があがって以降は、阪神が優勝から遠ざかり、阪神芸人として「バラ色の優勝特需を味わえてないんです。一度でいいからアレを味わいたい」と切望。逆に今年阪神がV逸した場合は「武庫川で3日間、ごみ拾いをします」と“逆公約”も掲げていた。

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