元阪神のランディ・バース氏（６０）が１１日、自身が手がけるビーフジャーキー『バーストリプルクラウンジャーキー』のＰＲのため兵庫県尼崎市の「コストコ尼崎店」を訪れた後、巨人との首位攻防戦に臨む和田阪神にエールを送った。

　巨人との差はわずか１・５ゲーム。これをキープしながら秋口の正念場に臨むことができれば、十分逆転Ｖもあるとバース氏は言う。

　「この期間（長期ロード）は重要なので、甲子園に帰るまで５０％は勝たないといけない。そうすれば、秋にビッグチャンスが訪れると思うよ」

　自身が主砲として活躍し、２１年ぶりのリーグ優勝、日本一に輝いた１９８５年もロードで辛抱し、秋口で一気にスパートした。「だがあの年は私やカケフ、マユミなどホームランを打てる選手がいたが、今はゴメスだけだから、投手陣が重要になるね」。そう話して挙げたキーマンが「フジナミ」だった。

　「彼は非常にいい投手だからね。（チームも）今後はクロスゲームを取っていくことが必要だ」。若い藤浪を前面に押し立て、秋に巨人を抜き去る。バース氏の未来予想図が現実になるか、この３連戦が試金石となる。