キースの初の絵本、奥田民生が翻訳

 英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ(70)が書いた初の絵本「Gus and Me おじいさんとはじめてのギターの物語」(ポプラ社)の翻訳をロックバンド、ユニコーンの奥田民生(49)が手がけることが9日、明らかになった。

 奥田が文学作品の翻訳をするのは初めて。キースがギターを手にするルーツなどをつづっており、どう表現するか注目が集まる。

 日英を代表するロックミュージシャンの、異例のコラボレーションが実現する。

 同作は、英国のダートフォードを舞台に、キース少年が、ジャズミュージシャンの祖父ガスと交流しながら、ギターと出会う“魔法のような時間”をつづっている。

 実際の祖父とキース自身の体験を元にしており、祖父に影響されて音楽にのめり込んだキースが、ピアノの上に置いてある古びたギターをねだった実体験を描いている。物語をキースが、絵は長女で画家のセオドア・リチャーズ(28)が担当した。

 翻訳にあたっては、ポプラ社の担当者が「ストーンズに造詣が深い、日本の一流ミュージシャン」として、今年10月にソロ活動開始20年目を迎える奥田に白羽の矢を立てた。オファーに対しては「英語はそんなに得意じゃない。しかも、自分はどっちかっていうとビートルズなんだけどな」とためらいつつも、自身初となる翻訳を快諾したという。

 翻訳は現在作業中で、担当者は「奥田さんの歌詞のように、自由な言葉遊びのある“民生流”の日本語訳になれば」と期待している。作品の日本発売は9月上旬に予定されている。

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