吉本実憂、女優としての目標はブレない
アイドルユニット「X21」のリーダー・吉本実憂(17)が女優としての第1歩を踏み出した。
5月上旬から初出演ドラマとなる日本テレビ系「獣医さん、事件ですよ」(7月3日スタート。木曜、後11・59)の撮影に入り、動物病院を舞台にした人情喜劇で演技や笑いを学んでいる。「楽しく撮影させてもらっています」と、共演するブルドッグ「ねぎま」に癒やされながら奮闘する日々を、このほどデイリースポーツに語った。
5月7日に野外で行われた撮影が女優・吉本実憂のスタートとなった。主演の俳優・陣内孝則(55)、牧田哲也(30)と、動物病院前に捨てられていたねぎまを拾う場面だ。
仕事を楽しむことが信条の吉本は「撮影に入った時は本当に緊張したんですけど楽しかった。女優としての初心は絶対に忘れたくないなと感じました」と笑顔で振り返った。
吉本は、院長(陣内)から2年前に実子ではないことを告げられた17歳の柴日菜子(ひなこ)役。福岡出身とあって、標準語の発音ができずにNGを出すこともあったという。コメディータッチのドラマに「演技でクスッと笑ってもらうのはすごくむずかしい」と、奮闘している。
動物に合わせて撮影が行われる“動物待ち”もあるが「(動物の)調子がいい時の演技力がすごい。癒やされますね」と、犬に囲まれながら成長する“ワン”ダフルライフを楽しんでいる。
「人見知り」が女優の道につながった。小学生の頃は女優に憧れながらも、現実を見据え看護士志望。転機は2012年の「全日本国民的美少女コンテスト」で、人見知りを克服するため母から勧められた結果、グランプリに。現在は人見知りも克服し、現場でも自分から話しかけるようになった。
女優としての目標は「ぶれない」こと。周囲から「面白い考え方をしている」とよく言われるといい「吉本実憂らしさは感性の豊かさ。そこはぶれたくない」と決意を語る。
栄姫役で出演するNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮影も8月に控えており「頑張ります」と気合。「いろんな人を演じたい」と意気込んでいる。