演歌歌手の中村美律子（６３）が２８日、東京・渋谷公会堂でコンサートを開き、日大重量挙部員に“お姫様抱っこ”された。

　同所は１９６４年東京五輪の重量挙げ会場で、中村は昼夜２回公演の合間に３０キロのバーベル挙げに挑戦。「私が持ち上げられるのはせいぜい１０キロ」と、部員のサポートで差し上げた。

　さらに、リクエストに応えて２０１６年リオデジャネイロ五輪の強化指定選手、１０５キロ級の持田龍之輔選手（２０）が体重４８キロの中村をお姫様抱っこ。中村は「この人初めてじゃないかな」と余裕の視線を送り、持田は緊張で汗だくだった。

　コンサートでは新曲「おもいでの宿」、１９分にわたる浪曲「瞼（まぶた）の母」などを熱唱した。