大阪市長選、最低投票率で橋下氏再選

得票数前回の半分

 橋下徹前大阪市長(44)の辞職に伴う出直し市長選は23日投開票が行われ、看板政策「大阪都構想」の議論停滞脱却を訴え出馬した橋下氏が再選を果たした。投票率は23・59%と過去最低。得票数も前回11年初当選時約75万813票の半分・37万7472票にとどまった。

 開票開始直後に当選確実となる圧勝。だが、自民など他会派が対立候補を出さない異例選挙で、有権者の関心は薄かった。

 橋下氏は22日の演説で、都構想に対する報道が不満であることを理由に、当選後の会見を拒否。この日は姿を現さず、大阪維新の会本部では、松井一郎幹事長(50)が1人で会見した。橋下氏について「自宅で明日24日から市長職に復帰する準備をしている」と説明。橋下氏は「結果を真摯に受け止めよう」と話していたという。

 維新側は選挙結果を「民意」として都構想を推進するが、過去最低の投票率もあり、他会派の反発は必至だ。

 また、選挙期間中には対抗候補のマック赤坂氏(65)が、橋下陣営の演説会場から強制排除されたとして傷害罪での告訴などを表明していたが、松井氏は「事実関係は明白」と一蹴した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス