人気アイドルグループ・ももいろクローバーＺの“あーりん”こと佐々木彩夏（１７）がフルＣＧアニメ映画「聖闘士星矢　ＬＥＧＥＮＤ　ｏｆ　ＳＡＮＣＴＵＡＲＹ」（６月２１日公開）で、声優に本格初挑戦することが１２日、分かった。

　演じるのは黄金聖闘士たちを率いる女神アテナ。いきなりの大役だが「楽しみにしていてください！」と気合十分だ。

　「ももクロのアイドル」から「聖闘士の女神」に‐。あーりんが名作のヒロイン役で本格声優デビューする。大役を射止めた佐々木は「ここから、彩夏レボリューションが始まります」と新境地開拓を喜んだ。

　これまで東海テレビの深夜のミニアニメ「かよえ！チュー学」やテレビ朝日系「お願い！ランキング」で、アニメ化された自身のキャラクターに声をあてたことはあったが、声優経験はほぼゼロ。

　映画スタッフが、全力でパフォーマンスするももクロと、一生懸命挑戦し戦って成長するアテナを重ね合わせ、抜てきを決めた。アテナは大富豪の令嬢・城戸沙織という別の顔もあることから、ももクロの中でもかれんなルックスの佐々木に白羽の矢が立った。

　佐々木は「足をけがしてロボットのような格好をしていた後だったので、それが『聖闘士星矢』っぽかったのかな」と自己分析。アテナが聖闘士に守られる様子に「モノノフ（ももクロファン）の皆さんが私を守ってくれるという関係と似ているな、と思いました」と共通点も見いだした。

　アフレコでは映像に声を合わせるのに苦労した上、普段と違うソロの仕事に「楽屋も寂しいし、隣に誰もいなくて心細かった」と戸惑いもあったが、ステージ同様、全力で熱演。メンバーやファンのほか、「聖闘士星矢」ファンにも「早く見てもらいたいです」とメッセージしていた。