松ケンにパリ熱狂!ルーブルでブッダ2

 手塚治虫さん原作のアニメ映画「ブッダ2」(2月8日公開)のワールドプレミアが27日(日本時間28日)、フランス・パリ市内のルーブル美術館で行われ、ゲスト声優を務めた俳優の松山ケンイチ(28)、主題歌を担当した歌手・浜崎あゆみ(35)らが出席した。ルーブル美術館でアニメ作品や公開前の映画が上映されるのは史上初。レッドカーペットには地元ファン約100人が駆けつけるなど大盛り上がりで、好感触に松ケンも笑顔だった。

 200年以上の歴史を誇るルーブル美術館史上初のアニメ上映。ガラスのピラミッドの真下にある420人収容のホールが、スタンディングオベーションに包まれた。

 仏語字幕での上映だったが、あるパリジャンは「タッタ(松山が演じた登場人物)の声がよかった」と絶賛するなど、ジャパニメーションが芸術の都をうならせた。

 2500年前のインドを舞台に、ブッダが悟りをひらくまでを描いた同作。前作はフランスやスペイン、中国など世界30カ国でDVDリリースされており、フランスの配給会社から「2」の上映を熱望されていた。

 配給会社・東映は、会場としてフランスの主な美術館で唯一、日本の仏像関連の展示がないルーブルに注目。フランスは手塚さんが何度も足を運んだゆかりの場所でもあり、昨年8月から交渉に入り、文化の懸け橋として快 諾を受けた。

 注目度の高さを示すようにロイターなど21社の現地メディアが取材に集結。幼少期から手塚漫画を愛し、タッタ役を自ら売り込んで勝ち取った松山は、感慨もひとしおだ。妻の小雪も歴史的上映を喜んでくれたといい「ここに立ち会えたことが幸せです。(手塚漫画は)すごく大事なことを描いている。子供に読ませたいなと思って家に集めています」と手塚作品を“育児書”にする計画を明かした。

 前夜には「クレージーホース」のストリップショーに大興奮するなどパリを堪能した松山。モナリザのようなほほ笑みを浮かべ、全身で熱気を受け止めていた。

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