ベストマザー賞主催者、妻を殴り逮捕

 松山東署は20日、妻を殴って骨折させたとして、傷害の疑いで、NPO法人日本マザーズ協会(東京都港区)の会長森松伸治容疑者(49)=松山市=を逮捕した。

 同協会は、インターネットなどを利用した一般投票により、著名人から理想の母親を選ぶ「ベストマザー賞」を主催している。

 松山東署によると、森松容疑者は「口論になったが、暴行したかは覚えていない」と供述している。

 逮捕容疑は、昨年5月26日午前1時45分ごろ、自宅マンションの室内で、妻(51)の顔面や腹を複数回殴ったり蹴ったりし、あばらを骨折させたほか、頭や腕に打撲を負わせた疑い。

 松山東署は同日に、妻から相談を受けて捜査を開始。妻は「夫婦間にトラブルがあった」と説明したという。

 ベストマザー賞は国内初の母親支援の賞として2008年に始まり、これまで6回にわたり開催。女優の江角マキコやタレントの辻希美らが受賞している。

 日本マザーズ協会は、森松容疑者の逮捕について「担当者が不在で答えられない」としている。同協会は妊娠出産育児期の母親支援や、働く母親の支援、子育ての啓発などの講演会や、イベントなどを行っている。

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