サブちゃん有終紅白50・7%過去10年最高

 昨年大みそかに放送された「第64回NHK紅白歌合戦」の毎分視聴率が6日発表され、大トリを務めた北島三郎(77)が紅白卒業を宣言した場面で、瞬間最高50・7%を記録したことが分かった。過去10年の歌手別視聴率で1位の数字で有終の美を飾った。朝の連続テレビ小説「あまちゃん」出演者による“続編企画”が50・0%をマークしたほか、大島優子(25)が卒業宣言したAKB48が3位で続いた。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 半世紀にわたって年の瀬の大舞台を支えてきた北島が、50回目となる紅白ラストステージを貫禄で締めた。

 昨年まで3年連続で歌手別1位を獲得していた白組トリのSMAPも“つなぎ役”となって場を温め、午後11時31分に視聴率48・1%で北島にバトンタッチ。出演者全員が紅白一体となって出迎える中、白い竜に乗ってド派手に登場して「まつり」を熱唱すると、数字はさらに上昇。北島が竜から下りて全員での大合唱となった場面で50%に到達した。

 歌唱直後に、北島が何度も「ありがとう」と感謝を述べながら「歌の仲間たちも熱く盛り上げてくれました。北島はこれで紅白を卒業させていただきます」とあいさつした場面で、瞬間最高50・7%を記録。過去10年間の紅白歌手別視聴率1位となる数字でラストを飾った。

 例年以上に見どころ満載となった紅白。北島に続く高数字をマークしたのは「あまちゃん」の“続編・第157話”として上演された特別企画だった。

 後半スタート時に40・7%だった視聴率は、ヒロイン役の能年玲奈(20)と橋本愛(17)が劇中ユニット「潮騒のメモリーズ」を再結成するなり跳ね上がり、母親役を演じた小泉今日子(47)と薬師丸ひろ子(49)が劇中歌「潮騒のメモリー」をリレー歌唱した場面で46・0%まで上昇。最後に全員で「地元に帰ろう」を合唱したシーンで50・0%を記録し、“あま人気”健在ぶりを示した。

 AKB48・大島優子がサプライズで卒業を発表したシーンは46・1%。歌唱後、司会の嵐・二宮和也(30)が大島に「芸能界を(辞めるの)?」と確認した時間帯に48・5%を記録した。

 午後9時半以降は、ほぼ45%前後で安定推移。「サブちゃん」と「あまちゃん」を両軸に、チャンネルを変えさせない充実内容で、記憶に残る紅白を演出した。

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