ヤーロウ&ダライ・ラマ14世が融合

 1960年代に人気を博した米国のフォークトリオ「ピーター、ポール&マリー(PPM)」のピーター・ヤーロウ(75)が16日、千葉工業大学で行われたチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(78)の特別講義にゲスト出演した。ヤーロウは学生600人の前でダライ・ラマ作詞の新曲「決してあきらめないで(ネヴァー・ギヴ・アップ)」と、PPMの代表曲「パフ」を披露した。

 ギターを抱えて登場したヤーロウは「この会場には僕を知らない人も多いだろう。この曲を聴いたら、分かってもらえるかな」と学生たちに語りかけ、自己紹介を兼ねてPPMが63年に大ヒットさせた「パフ」を日本語で歌い始めた。年齢を感じさせないハリのある歌声に合わせ、場内からは自然にコーラスが生まれた。

 今回の来日は、13日に発売した最新ソロアルバム「決してあきらめないで(ネヴァー・ギヴ・アップ)‥インサイド・ザ・ハート・オブ・ピーター・ヤーロウ」の宣伝のためだが、折よくダライ・ラマが来日しており、この日のゲスト出演となった。

 配信中のシングル「決してあきらめないで(ネヴァー・ギヴ・アップ)」は、ダライ・ラマが作詞したもの。「子供たちを苦しめる、いじめがなくなるように」と音楽プロデューサーの山田廣作氏が仲立ちし、ヤーロウに作曲と歌を依頼した。

 ヤーロウは「僕はキング牧師が『私には夢がある』と演説したワシントン大行進(63年)の時もその場所にいた。(ダライ・ラマ)の詞にメロディーをつけることはとても光栄で、僕の音楽活動にも合っていると思う」とあいさつし「決して‐」を熱唱。ダライ・ラマと抱擁を交わした後、「尊敬の念を込めて贈られる」という白のカター(スカーフ)を肩とギターに掛けられた。

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