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阪急阪神ホテルズ 食品偽装

 阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)は22日、運営する4都府県のホテルやレストランで、メニューに「鮮魚のムニエル」と書かれているのに実際は冷凍保存した魚を使うなど、表示と異なる食材を使用して客に料理を提供していたと発表した。同社は7日に消費者庁に報告したが、22日まで公表しておらず、同日午後の記者会見で「各ホテルからの報告の集約や漏れがないか確認していた」と釈明した。消費者庁は景品表示法(優良誤認)に違反するか調査しており、違法と判断した場合、措置命令などの行政処分を出す。

 同社によると、問題があったのは東京、京都、大阪、兵庫の8ホテルと1事業部の計23店舗。料理の提供期間は2006年3月~13年9月で、利用客は延べ7万8775人。提供が確認できれば代金を返すとし、返金額は総額で1億1千万円を見込んでいる。健康被害は確認されていない。

 「霧島ポーク」としながら、仕入れ業者が表示を偽装し別の産地の豚肉を納品したり、「有機野菜」と表示しているのに有機野菜でないものを提供したりするなど、表示と異なる食材の提供例は47に上った。「レッドキャビア」(マスの卵)と表示しながら、トビウオの卵を提供していた料理もあった。

 主な原因について、メニューの作成から仕入れ、調理まで全体の流れをチェックする仕組みがなかったことや、担当者に景品表示法などの知識が不足していたためとしている。

 同社は記者会見で「大半は当社の不備。会社全体で問題点があった」と陳謝、社長も含め関係役員らの処分を検討していることを明らかにした。「だますつもりはなかった」として故意の偽装表示は否定した。

 同社は、東京ディズニーリゾートの他社のホテルでメニュー表示と違う食材が提供されていたことを受け、今年7月~10月に社内調査していた。

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