ＷＦＰ国連世界食糧計画が主催するエッセイコンテストの表彰式が１６日、東京・国連大学で行われ、特別審査員の音楽評論家の湯川れい子さん、俳優の辰巳琢郎（５５）らが出席した。

　「給食（お弁当）の思い出」というテーマで募集したエッセイには１万２４１０通の作品が寄せられ、東京都足立区立渕江中学校２年の大竹葉月さんの「給食への思い」が大賞に選ばれた。

　湯川さんは大賞作品について「『みんながムダにした食べ物の分だけ死んでいく人がいる』という言葉が、とても心に残った」とし、「自然災害や戦争によって悲惨な状況の赤ちゃんが生み出されています。ＷＦＰはそうしたところに確実に食料を届けてくれる。その実感があります」と活動に賛同する理由を語った。