桜塚やっくん事故死、芸人仲間沈痛

 タレントの桜塚やっくんこと斎藤恭央さん(享年37)が5日に交通事故で死亡してから一夜明けた6日、斎藤さんのブレークのきっかけとなった日本テレビ系「エンタの神様」で共演した芸人仲間が早過ぎる死を悼んだ。

 都内で取材に応じた陣内智則(39)は「同じ時代で頑張ってきたので、言葉がありません」と沈痛の表情。“エンタ芸人”のブログも、悲しみの言葉であふれた。また、父・斎藤充さん(63)と母・美佐緒さん(61)も同日、横浜市内で取材に応じ、突然の事故死に言葉を詰まらせた。

 斎藤さんは「がっかりだよ!」が決めぜりふの女装キャラ・スケバン恐子で、2006年にネタ番組「エンタの神様」に出演したのを機に、お茶の間の人気者となった。悲劇から一夜明け、同番組で共演した芸人たちが沈痛な思いを語った。

 陣内は「一時代を築いてすごかった。バンドもやって、絵もうまくて、幅広い才能があったのに、残念…」とお笑いの世界で切磋琢磨(せっさたくま)した仲間との早過ぎる別れに唇をかんだ。2歳年下の斎藤さんを「すごいマジメでした。やっくんでブレークして、僕にとってはしゃべりやすい良い子というイメージです」としのんだ。

 都内でイベントに登場したアンジャッシュ・児嶋一哉(41)は「『エンタの神様』で、やっくんもアンジャッシュも、全国の方々に認知していただき、一緒に戦ってきた仲間なので、さみしいです。天国でゆっくり休んでほしい」とはなむけの言葉を送った。09年には冠番組「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)に、斎藤さんがゲスト出演しており、「ブレークするまでにどんなことがあったとか、今後はどうしていきたいとかを話しました」と振り返った。

 サンドウィッチマンの伊達みきお(39)は、07年にM‐1グランプリを制する前から「エンタ‐」に出演。ブログで「桜塚やっくんの人気、ホントにすごかった。何度も一緒に(お笑いライブの)営業も行ったなぁ。俺ら、やっくんの前座みたいな感覚だった。熱狂的なファンもたくさんいた。まだ37歳か…若過ぎるわ」と哀悼の意を表した。

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