キョンキョン20年ぶりオリコン2位に

 歌手の小泉今日子(47)が、天野春子名義で発売したNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(総合、月~土 前8・00)の挿入歌「潮騒のメモリー」が、12日付オリコン週間シングルチャートで初登場2位を記録したことが5日、分かった。小泉にとっては1993年2月の「優しい雨」以来、実に20年6カ月ぶりのトップ3入りとなり、関係者によれば「じぇじぇじぇ~!」と目を丸くしたという。

 小泉にとって14年ぶりのシングルとなる「潮騒の‐」は、先月31日に発売されると初週で7万8000枚を売り上げ、山下智久(28)の「SUMMER NUDE’13」(9万9000枚)に次ぐ2位に入った。

 小泉の楽曲がトップ3に入るのは20年半ぶり。10位以内も94年の「月ひとしずく」以来19年ぶりで、これは原由子(56)の25年10カ月ぶり、坂本冬美(46)の21年ぶり、故美空ひばりさんの19年10カ月ぶりに続く、女性アーティスト4位のロングインターバル記録となる。

 また、ドラマの役名シングルによるトップ3入りは、2011年の芦田愛菜(9)と鈴木福(9)のユニット「薫と友樹、たまにムック。」による「マル・マル・モリ・モリ!」が3位となって以来。2人が出演したフジテレビ系「マルモのおきて」の主題歌だった。

 「潮騒の‐」は、劇中では女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)のヒット曲として登場する。実は、鈴鹿が音痴だったため、アイドルを夢見て北三陸から上京した春子(小泉)が影武者として歌うが、春子は結局、歌手デビューを果たせず…という展開だった。

 今回のシングルは天野春子名義で発売されており、小泉も「天野春子さんの積年の夢がかなって、感無量です」と、粋なコメントを寄せている。

 作詞はドラマの脚本を担当している宮藤官九郎(43)。遊び心にあふれた歌詞と80年代風の親しみやすいメロディーがオンエア当初から評判となり、早くからCD化が望まれていた。

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