こまどり姉妹、田端義夫さんの秘話告白

 今年4月25日に肺炎のため94歳で死去した歌手・田端義夫さんの「お別れの会」が3日、都内のホテルで営まれ、ペギー葉山(79)、杉良太郎(68)、五木ひろし(65)ら1000人が参列した。

 こまどり姉妹が田端さんの仰天艶福家エピソードを明かすなど、参列者は皆、明るく誰からも親しまれた田端さんの人柄をしのんだ。

 女性へのタッチはあいさつ代わりで、目の前にいる女性には、声を掛けるのが礼儀だった田端さん。艶福家と呼ばれ、歌手としてだけでなく、男としても生涯現役を貫いた田端さんらしいエピソードが、お別れ会の参列者から明かされた。

 こまどり姉妹は、最初に出会った時から最後に仕事をした数年前まで、顔を合わせるたびに「2人の真ん中で、両手で抱きかかえて寝たい」と言われ続け、約50年間、姉妹同時に口説かれていたことを告白。結局、田端さんの思いはかなわなかったが、妹の並木葉子(75)は「思いは十分伝わってました。あの世は美人が多いでしょうから、お楽しみ下さい」とおおらかな人柄を思い出し、天を仰いだ。

 会場には「かえり船」「大利根月夜」などを歌う田端さんの映像が流れた。祭壇は「島育ち」「十九の春」など沖縄周辺の島唄を最初に全国へ広めたバタやんらしく、南国をイメージし2000本の花でカラフルに彩られ、54年から生涯愛用したギターが飾られた。

 明るい性格で周囲を常に笑わせていた田端さんだったが、長年親交のあった菅原都々子(85)は「本当の心の底は、さみしがり屋でした。その反動で、にぎやかにしていたのです。『オース!』の掛け声も、自分を奮い立たせるためだった」と田端さんの知られざる一面を披露する一幕も。菅原は「天国に行ったら、変なことばかり言ってないで、ゆっくり休んでね」と、涙で友の遺影に呼びかけていた。

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