徳光アナ、ミスター&松井氏に感動

 長嶋茂雄氏(77)と松井秀喜氏(38)の国民栄誉賞授賞式が5日、行われ、芸能界のファンも感激に浸った。

 熱狂的なG党でミスター信者のフリーアナウンサー・徳光和夫(72)は「(セレモニーの)3分の1は泣いていました」と師弟愛に感極まったことを明かした。松井氏のモノマネで知られるタレントのはなわ(36)とプリティ長嶋氏(58)はユニホーム姿でそろってスタンドから見守った。大の巨人ファン、SMAPの中居正広(40)も喜びのコメントを寄せた。

 徳光はセレモニーを東京ドームの記者席で見届けた。スーツの左襟には長嶋氏からもらった「JAPAN」のピンバッジ。ミスターが監督に就任しながら、病に倒れたアテネ五輪時(2004年)のものだ。徳光は「全くダメでした。(セレモニーの)3分の1は泣いていました。(長嶋氏が)よくぞマイクの前に立ってくれました」と素直に感動を口にした。

 2人の師弟愛を改めて実感したという。全く同じスーツとシャツ。「きっと示し合わせていたんでしょう。まだこの2人の師弟は続いているんだ」と感慨深げ。ミスターが表彰状を受け取る際、不自由なミスターの右手側に寄り添い、金バットのヘッドも黙って支える松井氏の姿を見て、「この絶妙な距離感。師の影を三歩下がって踏まずです。松井さんのあいさつも最高でした。たいした人物ですよ」と褒めたたえた。

 半月ほど前、長嶋氏と食事した際、始球式で打席に立つことを聞かされていた。「今思うと聞かなきゃよかった。打席に立った時、現役の長嶋さんをほうふつとさせるものもありました。以前よりスリムになっておられました」と、この日に備えた長嶋氏の周到さも口にした。

 徳光は松井氏の巨人監督就任も強く望んだ。「わたしの直感ですが、長嶋さんから(巨人の)監督をやれ、と言われているような気がしますね。どんな野球をやるか見てみたい。相当面白い野球をやると思います」と未来へ夢をはせた。

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