河島英五さん十三回忌に親子共演

 01年4月16日に死去したシンガー・ソングライターの河島英五さん(享年48)の十三回忌にあたる16日に、歌手で長女の河島あみる(35)、次女・河島亜奈睦=あなむ(33)、長男・河島翔馬=しょうま(30)がNHK総合「NHK歌謡コンサート」(火曜、後8・00)に生出演することが13日、わかった。英五さんが生涯で最も大切にしていた曲「心から心へ」を、英五さんの映像と“4人”で披露する。

 英五さんがサインに記してきた言葉で、墓碑銘にもなっている「心から心へ」。それがタイトルになった「心から心へ」は、歌を通じて心から心へと伝え続けた英五さんの集大成ともいえる作品だ。約30分の曲で、あまり披露されたことがなく、英五さんがこの曲を歌う映像は1本しか残っていないといわれる。

 毎年、命日には家族で集まり、この曲を聴いたという。口ずさんではいたが、これまで家族の誰もがきちんと歌ったことはなかった。そのため、今回が3人にとってもテレビでは初歌唱となる。

 今回は「NHK歌謡コンサート」のスタッフが、3人そろっての出演をオファー。それが偶然にも十三回忌に重なり、この曲の歌唱が決まった。放送枠の都合で4分弱の短縮版になるが、英五さんがこの曲を歌う映像も流れ、親子4人での“共演”となる。

 3人は「毎年命日に聴いていたので、十三回忌の命日に歌うことになるとは…。まさに父のプロデュースかな。父も大切にしてきた曲で、共演できてうれしく思います。父が感じた自然や人への感謝の気持ちを、この曲を通して私たちもみなさんと感じられたらと思います」と話している。

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