脚本家・伴一彦さん、猪瀬都知事を提訴
短文投稿サイト「ツイッター」で名誉毀損(きそん)されたとして「喰いタン」「デカワンコ」などのテレビドラマで知られる脚本家の伴一彦さん(58)が28日、猪瀬直樹東京都知事(66)に550万円の損害賠償とツイッター上での謝罪広告掲載を求め、東京地裁に提訴した。
訴状によると、猪瀬氏は昨年10月21日、自身が原作の劇画「ラストニュース」を「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた」などとツイート。約30万人のフォロワーに発信された。
伴さんは日本テレビで2000年に放映されたドラマ「ストレートニュース」の脚本を執筆。「猪瀬氏の作品にヒントを得たことも盗作の事実もない。再三、質問しているのに一切回答もなく無責任」と指摘している。
猪瀬氏は記者団にコメントを求められ「(問題があったという認識は)全くない」と述べた。